血管性認知症はいわゆる脳梗塞や脳出血などの、脳卒中が原因とされている。

血管性認知症のケアについてお伺いします

病状についての医学的知見については、お調べ願うことにして、ケアに絞ってお話します。まず、麻痺がある場合、
右に麻痺が出ている方は、失語を伴うことがあります。
逆に左側の麻痺の場合は、うつ等の感情障害を伴うことがあります。また、認知症状の進行も、身体状況により、良くなったり、悪くなったり、変化するので、健康管理を行うことにより、回復をする場合があります。画一的なケアでなく、
ご本人の状態に常に目を配り、その時の身体状態に応じたケアが必要となります。

何か具体例はありますか?

ケアは麻痺があるので、身体が動かないことによる支援が必要です。
まずは歩行力の回復を望むので、リハビリを頑張るようにしますが、認知症の方は、記憶力・理解力の低下、等により、リハビリが困難であるといわれます、麻痺の程度にもよりますが、軽度であれば本人の意志で歩行をすることになるのです、認知症の方は、病気に対する認識が低下していると、転倒のリスクが非常に高くなります。
重度認知症になると、全ての方にいえますが、歩行力の衰えがあり、集中力の欠如も加えて、転倒しやすくなるので、介護現場では、転倒=骨折 捉えて介護に当たります。
しかし人が行うので、100%転倒なくすことはできませんので、リスクへの対応を考えて介護しています。

  • X