レビー小体型認知症の特徴は進行性の認知機能障害 と幻視、幻覚、重度になると、パーキンソン症状が現れると言われる。
レビー小体型認知症の方のケアについて伺います
レビー小体型認知症の方は、幻視、幻覚、妄想があるのが特徴で重度になると、パーキンソン症状が出てくることが多いのでこの場合には、身体の安全の観点から出来るだけ未然に転倒を防ぐことが重要になります。
それには常に、目配りをして置くことが基本です。動く素振りが見えた時は、転倒に備えた準備をする事が必要になります。
しかし、本人に動きたいという意思があれば、動いてしまうので、全ての転倒を未然に防ぐことは難しいのでもし本人が動きだした場合には、ご本人の意思を尊重して、後方から見守りながら支援をする事もあります。
レビー小体型認知症の方は幻視を起こす事があります、この場合、ご本人には、私たちが幻と呼んでいる物は実際に存在しているということを忘れてはいけません。
幻視を否定することは、意味をなさないばかりか、不安にさせたり、介護者に対する信頼を損なう事にしかなりません。幻視の症状が出ている時は、それを否定するのではなく、共感する態度で接して行くことが大切です。そのことに、よって落ち着きを取り戻すことも出来るからです。
さらに、レビー小体型認知症の方の場合、認知機能及び身体機能が、一日の内でも変化することが、あり、非常にしっかりとしている時と、そうでない時の差があり、歩行や理解力の変動があります。ONとOFFの状態を見きわめそれにあった態度で接することが大切です